――野村功次郎さんの講演を聞いて、私が考えたこと
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こんにちは。イトウ ヒロシです。
仕事でお客様のイベントに参加した際、野村功次郎さんの講演を聞く機会がありました。
テーマは「命を守る」。
正直に言うと、私はこの手の話で涙が出そうになることはあまりありません。
でもこの日は違いました。
途中から、涙をこらえるのが本当に大変でした。
それくらい、胸に刺さる内容でした。
野村功次郎さんについて(簡単に)
野村功次郎さんは、救急・防災の現場に長く関わり、
「正しい知識と行動があれば、救えた命が確実にある」
ということを、実体験をもとに伝えている方です。
机上の空論ではなく、
「現場で何が起きてきたのか」
「なぜ救えなかったのか」
を、感情を込めて語られます。
だからこそ、聞く側の受け取り方がまったく違う。
形だけの研修とは、明らかに温度が違いました。
印象に残った話①:AEDがなかった時代の話
講演の中で、特に忘れられない話があります。
2000年代前半。
まだAEDが今ほど普及しておらず、民間人が自由に使えなかった時代の話です。
高校の体育祭。
リレーを走り終えた女子生徒が、突然その場で倒れました。
意識を失い、心肺停止。
救急車は到着しましたが、
当時の救急車にはAEDが載っていませんでした。
心臓マッサージを続けながら搬送されましたが、
十分な処置ができるまでに時間がかかり、
その子は、帰らぬ人となってしまったそうです。
野村さんは言いました。
「AEDがあれば、救えた命だったかもしれない」
この言葉が、ずっと頭から離れません。
私が強く感じたこと
- いつ
- どこで
- 誰が
倒れるかなんて、誰にもわからない。
だからこそ、
一部の人だけが知っていればいい話ではない。
一人ひとりが、
最低限の正しい知識と行動を知っているだけで、
救える命は確実に増える。
そう強く感じました。
「あなたのdarlingは誰ですか?」
講演の中で、こんな問いが投げかけられました。
あなたの darling(守りたい大切な人) は誰ですか?
私の答えは、迷いません。
- 娘
- 息子
- 妻
家族です。
だからこそ、
「自分には関係ない」
とは思えませんでした。
人が倒れていたときに、本当に大事なこと
野村さんの話で、特に印象的だったポイントをまとめます。
① まず一歩引いて、全体を見る
倒れている人を見たとき、
助けたい気持ちで一気に近づいてしまうのは危険。
一歩前に出ると、視野が狭くなります。
すると、
- 車
- 段差
- 周囲の人
といった危険に気づけず、二次災害につながることもある。
まずは一歩引いて、全体を俯瞰する。
これがとても大切だそうです。
② 119番の判断は迷わない
- 声をかけても反応がない
- 目を開けない
この状態なら、迷わず119番。
「様子を見よう」は不要。
迷った時点で、もう電話していい。
③ 心臓マッサージは「強く・速く・戻す」
呼吸がない場合は、すぐに心臓マッサージ。
- 1分間に 110〜120回
- テンポは プリプリの「Diamonds」くらい
- 胸の真ん中(溝落ちあたり)を 約5cm沈むくらいの力で
そして重要なのが、
押したら、しっかり戻すこと。
押して・戻してを繰り返すことで、
ポンプのように血液が全身に回ります。
※ベッドなど、柔らかい場所の上では効果がありません。
④ とにかく周りを巻き込む
- 「誰か119お願いします!」
- 「AEDを持ってきてください!」
声に出す。
助けを求める。
救急車が到着するまで、平均で約10分。
到着から救急隊が処置に入れるまで、さらに数分。
その間に、何ができるかで結果は大きく変わる。
Diamonds 心肺蘇生バージョンについて
心臓マッサージのテンポとして紹介されていたのが、
プリンセス プリンセスの 「Diamonds」。
実際に、
心肺蘇生用にテンポを意識したYouTube動画もあります。
実際にあった出来事をもとに作成された動画です。
一度見ておくだけでも全然違います。
家庭用AEDという選択肢について、考えてみた
講演後、ふと疑問に思いました。
AEDって、一般の人でも買えるの?
調べてみると、
ネットショップで家庭用AEDが普通に販売されていました。
これは正直、驚きでした。
もちろん、
気軽に買える金額ではありません。
誰にでも勧められるものではない。
でも、「個人でも購入できる」という事実を
知っておくこと自体に意味があると思いました。
我が家の場合
我が家は、走って1分ほどの場所にスーパーがあり、
そこにAEDが設置されています。
そのため、
「今すぐ自宅にAEDが必要か?」
と考えると、正直そこまでは感じていません。
ただし、
- 自宅
- 職場
- よく行く場所
どこにAEDがあるか把握しておくことは、
本当に大事だと思いました。
知っておくだけでも価値がある
- 家や職場の近くにAEDがない
- 人が少ない場所で過ごす時間が長い
- スポーツやイベントに関わることが多い
こういった場合、
家庭用AEDを検討するという選択肢も「あり」だと思います。
少なくとも、
ネットで個人でも買える
という事実は、知っておいて損はありません。
最後に
この講演を聞いて、強く思いました。
命を守るのは、
特別な人だけの仕事じゃない。
一人ひとりが、
少しだけ知って、
少しだけ行動できれば、
救える命は確実に増える。
あなたの darling は誰ですか?
その人を思い浮かべながら、
今日この記事を閉じてもらえたら嬉しいです。
中年パパの子育てライフ研究所 